間違って覚えている敬語とは

豆知識
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ビジネスでも一般的な人付き合いの場面でも、日常的に敬語が使われていますが、間違った使い方をすれば相手に失礼です。自分が敬語だと思って使っている言葉でも間違えて使うと、逆に失礼な印象を与えてしまったり、相手に不愉快な思いをさせている場合もあります。

日本人が間違って覚えがちな敬語を把握しておけば、失敗を防ぐことができるでしょう。

敬称や同じ意味の使い分け

手紙や書類などに書く敬称についてよくある間違いが、様と御中です。名称の最後に付ける敬称ですが、「様」は個人名に使うもの、「御中」は団体名に対して使うのが正解です。
会社名の後に様を付ける人は割と多く存在しますが、会社は団体・組織の立場ですから様は明らかな間違いで、御中にするのが常識です。また、「様御中」というふうに両方使うのも間違った例です。御中自体が敬称なため、様を付け加えると2重に敬称を使ってしまいます。

さらに、会社に対する敬語として、御社と貴社の使い分けに注意しましょう。メールや文章など、書き言葉の貴社を使うのが、相手に失礼のない敬語です。ですが、話し言葉の中で出す場合、貴社(きしゃ)の発音が帰社や記者などの同音異義語が多いため「御社」を使っても間違いではありません。だた注意点として、例えば会議などで、先ほどは「貴社のお考えは~」と言っていたのに、「御社の功績に~」と言ってしまうような、同じ場面で2つを混在させないことです。

二重敬語や過剰敬語

スーパーやコンビニ、飲食店など商業施設のレジで「1000円になります」というセリフを聞くことも多いでしょう。何となく正しい敬語に聞こえますが、この使い方も間違いです。「~になります」の言葉は物事が変わるという意味です。請求金額が変わるわけではありませんので、正しくは「1000円です」や「1000円でございます」を使用します。

相手から指図を受けた場合や要求されたときに、「了解しました」と返事する機会がよくあります。しかし、目上や顧客に対して了解しましたの言葉で返事するのは間違っています。この言葉は尊敬語でないため、「承知しました」や「承りました」と返事しましょう。

二重敬語や過剰敬語で間違いやすい言葉として、「ご覧になられる・おっしゃられる」などがあります。ご覧が敬語で、その後のなられるも敬語です。しつこい言い回しは避けるようにしましょう。シンプルに「ご覧になる」だけでも、敬語として十分に伝わります。

おっしゃられるも同様です。られるを省き、「おっしゃる」もしくは「おっしゃった」だけにするのが自然な敬語の言い回しです。

敬語を使う意味とは

敬語は相手と話す上で、役に立つ文化です。今の世の中は昔と比べてガチガチな敬語を使わなくてもいい、という考えも増えてきていますが、自分が尊敬している人や憧れている人などに、丁寧な言葉を使って尊敬の念を表したり、自分の立場を表したりとする場合、とても印象が良く感じられます。

正しい敬語を使うことはとても大切です。そして、その意味を知り、使えるということは言葉としての知識にもなり、日本語を豊かにしてくれると感じています。

しかし一度、間違った敬語を覚えてしますと誤りにはなかなか気付くことが出来ません。これを機に自分が使っている敬語が正しいのかを確認し、いつでも正しい敬語が使えるように心がけたいものです。

 

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