盆景とは?盆栽との違いや歴史

豆知識
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最近は盆栽と合わせて、盆景の知名度も上がってきました。盆景というのは、小さなスペースの中に自然の美しさを詰め込んだ、日本の伝統芸術です。盆栽と同じような気もしますが、実は盆栽とは似て非なるもの。ここではその盆景について、詳しく解説していきます。

盆景とは?

盆景というのは、木・草・苔などの植物や、石や化石などを用いて自然の景色を表現したものです。これらの素材を使いながら、山や川などの景色を立体的に造っていきます。

実際の作り方としては、美しい風景の写真や絵を見ながら、必要な素材を考えるところから始まります。決まったら必要な素材を収集してきたり、ホームセンターやリサイクルショップで購入していきます。そして必要なものが揃ったら、あとは参考にする風景を見ながら手元で再現していくだけです。

簡単には書きましたが、一つひとつが奥の深い作業になり、正解も全くない世界になるため、気づいたらどっぷりハマってしまう人も多いです。世界の絶景を再現するのもいいですし、旅行先の思い出を形に残すのもいいでしょう。

盆景と盆栽はどう違う?

次に盆景と盆栽の大きな違いについてです。盆景と盆栽は近いところもありますが、人為的な手の加え方に大きな違いがあります。

盆景の場合は、様々な素材を使いながら人工的に一つの風景を再現していきます。それに対し盆栽というのは、自然の美しさを際立たせることを美学としており、人為的な表現を嫌う傾向にあります。

盆景は様々な素材を用いるため、盆栽の上位互換のような印象を抱きやすいですが、実は芸術の方向性は大きく違うのです。自分の世界を作りたいのか、自然の美しさを楽しみたいのかで、どちらを楽しむか選ぶのも一つです。

盆景の歴史は古い

盆景は元々中国で生まれたもので、538年に日本へ伝わってきました。元々盆景が生まれた背景には、仏教との関連性がとても強く、日本でも仏教が広まるのと同時に盆景も少しずつ広まっていきました。

金閣寺や銀閣寺を建設する際も、盆景で模型を作ってたら着手に及んでいます。そして江戸時代になってからは、中国の貿易商が盆景を持ってきたことをきっかけに、庶民の間で盆景が一気に広まっていきました。

当時の日本人の多くは、自宅に庭を持っていなかったので、理想の庭を想像した作品なども生まれました。そして日本人はマニアックな気質があるため、この箱庭趣味はどんどん洗練されていき、その文化やノウハウは現代にまで引き継がれているのです。

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