ベジタリアンは1種類だけではない
皆さんベジタリアンという言葉を知識として知っているという人はいませんか?その中でもよく言われるのは「野菜ばかり食べる人」というものです。
ベジタリアンとは日本語で「菜食主義者」のことです。詳しく見ると、肉や魚といった動物性食品を一切食べない人たちです。野菜のほかにも豆類やイモ類といった植物性食品を中心に食生活を送っています。
しかしこのベジタリアン、その中でも何を食べるかの特徴や性質によって、18種類にも分類されることをご存知ですか?その中でも近年日本でも徐々に浸透しつつある、ビーガンとフルータリアンについてみていきます。
ビーガンとはどのような性質の人たち?
完全菜食主義者
ビーガン、中にはヴィーガンという名称で紹介されることもありますが、こちらは動物性の食品を一切取らないようにするのが特徴です。肉や魚はもちろんのこと、卵や乳製品についてもNG食品です。日本語で「完全菜食主義者」と称されます。
はちみつもハチという動物の分泌物のため、こちらもビーガンの方は食しません。ビーガンを実践している人の中には、食事以外でも動物性を徹底的に排除する傾向が見られます。毛皮のような動物製品の衣服は身につけないなどです。
ダイエタリー・ビーガン
一方そこまで徹底していない、食べ物だけ完全菜食主義者の方も少なからず見られます。このような人を通常のビーガンと分けて、「ダイエタリー・ビーガン」と呼ぶこともあります。彼らは、例えば洋服や財布などについては動物の革を原料にしたものを使っています。
エシカル・ビーガン
そのほかにはメンタルも含めたビーガンの方も見受けられます。このような人たちのことを「エシカル・ビーガン」と呼ばれています。
彼らは動物の命を尊重しようという思想の下、完全菜食主義者として活動しています。このため動物を殺生するのはもちろんのこと、動物にストレスを与える行為も厳禁という考え方に立っているのが特徴です。
フルータリアンはもっときびしいベジタリアン
ベジタリアンは動物性の食品は食べないけれども植物性食品は食べます。これはビーガンについても同様です。さらに厳しい思想の下で食生活を送っているのが、フルータリアンです。なんとなく名前で推測できるかもしれませんが、フルーツなどを食べている人たちです。
彼らは動物はもちろんのこと、植物を殺してはならないという考え方を有します。フルーツやナッツなど植物の身をとって食べても、その植物そのものが死ぬことはないからです。そこでこれらだけを食べて生活しようというわけです。
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